ねてもさめても

きりやまあきとくんがすき。

泣くロミオと怒るジュリエットを見てきました

迷ったけど初日観にいけて良かった!

泣くロミオと怒るジュリエット 

 

まだ観に行く予定があるので、また変わるかもしれないけどとりあえず雑感…!!

(ネタバレしかしてないです。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


結局ロミオは予習しなかったんだけど、途中からずっと終わりが見えてしんどかった。

 

桐山ロミオ、優しくていいやつだけど不器用で、肝心なところで、1番やっちゃいけないところでやらかしちゃうのやめてくれーーー

 

全員衝動的に話し過ぎだし動きすぎだし、ほんとにほんとに人間らしすぎる。

 

あとタイミングがほんとに悪すぎるわ笑

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロミオがティボルト刺しちゃったシーンが解釈が難しいなーーーてずっと思ってる。

 

わからないと思ったら、インタビューにも難しかったって書いてあった笑

 

マキューシオとティボルトの決闘を止めようとした結果、マキューシオが刺されてしまう。しかも、マキューシオは、そのことについて、ロミオに恨みごとを言いながら亡くなってる。

 

自分はなんてことしてしまったんだって罪悪感とティボルトへの怒りと、どちらかというと前者が大きくてロミオは狂っちゃったように見えた。

 

でもでも、舞台上では誰も言ってなかったけど、ティボルト、ロミオの腕を引いて自分からさされに行ったよね。

 

ロミオが狂っただけじゃなくて、ティボルトのほうもあの場で終わらせたがってたのかなとか。衝動的に刺してしまった三国人と、我に返った自分と、ごちゃごちゃになって、全部全部終わらせたかったのかなあとか。

 

 

ティボルトがマキューシオを刺してしまったシーンも悲しい。

 

自分でマキューシオのこと刺したくせに、この人こんなに泣くの?なにしてるの?って怒りたくなってしまった。

マキューシオが動かなくなったことに、あんまりにも素直に衝撃を受けてるから。

 

刺したら死ぬよ。そんなこともわからなくなるくらい、後先考えず衝動だけで刺したんだなあこの人。

 

乱闘の狂気的な雰囲気と怒りと戦争のときからの罪悪感とで気持ちが一杯で、そんなときにナイフ差し出されたから、勢いのまま刺しちゃったんだろうな。目の前にいた、自分を煽ってくる三国人を。悲しい。

 

 

 

 

 

 


あと印象に残ったのは決闘の晩、ジュリエットの元に行っちゃったロミオ。

 

いや、なんで?????心からなんで。

 

ティボルト刺しちゃったあとに雨の中で言うセリフもそれかい、って思ったけど。

 

幼馴染3人のうちの一人が刺されて、もう一人が一晩中泣いてて、ってそんなときに、幼馴染刺したひとの妹と一緒にいるってすごい状況。そこでジュリエットのところに向かうロミオの気持ちは割と信じられない。

 

あんな極限状態だったから、本当に何も考えられずに、1番すがりたいところに向かったのかな。

 

それでもやっぱり、人が殺されて自身も人を殺したのに、すべてを忘れて恋人のもとに向かうのは、狂気的って思ってしまう。

 

ここまで愛に溺れられるのってすごいな、って思うけど、いきすぎた愛で堕ちていくのみてて結構しんどい。しかもたった3日間の物語なのよねこれ。

 

 

こんな感じにロミオに怒りまで覚えるけど、まっすぐだからどうしても憎みきれない。

 

最期のシーン、ロミオが自分たちを祝福しながら泣き出すシーン。あきとくんの泣きの演技がずるいのもあるけど、めっちゃつられて泣いた。

 

モンタギューとキャピレッドが最後にやりあうシーンの後ろに、白い服きたロミオが見えた瞬間も泣いた。

 

亡くなったあと一緒になれて良かったねっていう祝福の気持ちと。なんでそんな笑顔なの、なんでそんな幸せそうなの。誰も祝福してくれなかったのに、誰もに恨まれる恋だったのに、そんなに幸せそうなの、っていうやりきれない気持ちと。

 

 

 

 

 

 

 

 

ベンヴォーリオがロミオに気持ちを寄せてるのは、2回目の観劇で初めて気づいた。

 

これに気づくの、マキューシオのたった一言聞き逃したら難しくない??1回目じゃ全くわからなかった。

 

ヒントは、恋人はいないけど想い人はいて胸に秘めてる、っていう踊り場での話。勘がいいひとはここで気づくのかなあ。

 

確信に変わるのは、ティボルトの家の前での、マキューシオとベンヴォーリオの会話のシーン。

マキューシオが、お前はロミオのことになるとやけに熱くなるな、って言うシーン。

 

ここでようやく、なるほど!!!!ってなった。この一言聞き逃したらかなり難しくない??しかも、かなり、さらっと言うから!!!!

 

ここを見るとほんとに、ベンヴォーリオが全然違って見えた。

 

1回目の観劇のときは、素直にまっすぐに愛に溺れて堕ちていくロミオも、助かったらいいなと思ったし、ベンヴォーリオなんて酷いことするの、って思ってた。

 

2回目の観劇のときはほんとに全然違って見えた。ロミオが裏切ったのを知る前は、1番にロミオのこと考えてて、ロミオのために自分も殴られてくれてて、本当に大事に大事にしてた。

 

決闘を止めるときだって、いつだってロミオのこと大切にしてくれて味方でいてくれたのに。

 

あっさり自分たちよりジュリエットを取るロミオをみたときに、このひとがああいう行動をとったのは、仕方ないと思ってしまった。

 

だってベンヴォーリオのロミオへの愛はすごく深い。それだけに、裏切られたときに、大きな憎しみに変わってしまうのも仕方ない。

 

でも最後に、ロミオがあっさり毒薬受け取ったときに。ロミオが手を伸ばした瞬間、一瞬ベンヴォーリオも手を伸ばそうとしていたの見てしまって、ほんとに駄目だった。ロミオが毒薬を取る瞬間、戸惑ったように毒薬を引き戻そうとしたその手を。

 

このひとは最後の最後まで、ロミオがジュリエットにバカみたいに向けてる熱から、醒めることを期待してたのかなって。

 

それなのに、あまりにもロミオがジュリエットのことしか見てないから。

 

それにしても、ベンヴォーリオの細かな挙動に本当に泣けた。もう一回見たら、最初のシーンですでに泣く気がする。ベンヴォーリオの、俺らが頼れるのはロミオしかおらんやろ、で。

 

 

 

 

 

 

全体的に、ほんの少しの感情のバランスで、全てが変わっていたんだろうなあというのが、切ない。

 

 

 

 

 


まだまだ見きれてない部分たくさんある気がする。

カラスとスズメの気持ちとか(カラス何で最後はキュピレッド裏切った?スズメが全員銃殺するほどの衝動に駆られた理由は?)。ローレンスの独白も、単語が難しすぎて、歴史を知らなすぎて、何がどう悪いことをしたのかあんまり腹落ちしなかったから、調べてもう一回は見たい。

 

 

 

 

 

 

 


ストーリー本筋とは関係ないけど、楽しかった要素も少し書き残しとく。

 


まずはロミオのダンス。

 

いや踊りだした瞬間の華よ……!華やかすぎてびっくりした。

 

これはローレンスに、お前さんならいくらでも女性選べるよ、って言われるし、マキューシオに3人揃えば最強よって言われるわ。

 

つよい。

 

かっこいいに100振ってるダンスだった。
色っぽくて軽やかで、流石。

 

ジュリエットのリードの仕方も完璧なモテ男でしたさすが。

 

余談だけど、桐山照史のオタク的には、歌のキーが低くて声出しにくそうで、頑張ってーーーーてなった。笑

 

でも音響の問題もあったのかな?一日目より二日目のほうが、綺麗に声聴こえてきた。

 


あと楽しかったシーンは、マキューシオのアクロバット

 

クロバット嫌いなジャニオタいないよねーーー。 何回かアクロバットするシーンあったけど、毎回心待ちにしてた。身体能力高過ぎかーー。

 

 


あとは、お客さんの反応がすごく大きくて、初日であきとくんのファンがかなり多いのもあったと思うんだけど、面白いシーンのあとに拍手喝采なのがちょっと面白かった笑

 

 

 

 

 


あとは、ロミジュリの原作読んで、もう何回かみたいなぁぁぁ