ねてもさめても

きりやまあきとくんがすき。

アマデウスを観てきました

お久しぶりです!!

 

10月4日13時~の部のアマデウスを観てきました。

ネタばれ含むので、気を付けてください!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いろいろ考えさせられて、たくさん気持ちが動いて、すごい舞台を観られたなぁと思いました。はぁ語彙力がない笑
舞台で泣いたのは、初めてかもしれない。亡くなる直前に、子ども返りしてしまったモーツアルトとサリエーリのシーンで思わず。でもまわりもみんな泣いてた、うん。

あきとくんきっかけでこんな素晴らしい舞台観れたの、本当にうれしい。

 

 

 

 


 うーーーん、はじめます。

 

 

 

 

 

 


 モーツアルトは、おちゃらけた冗談ばかり言う空気の読めない子で、その人柄のせいで、才能を台無しにしちゃったひとだったのかなぁと思います。彼の人生の中で、素晴らしいはずの音楽が評価されなかったのは、ほんと、そういうとこ!って少なくともこの舞台の中では思っちゃった。

 最初のサリエーリの独白でモーツアルトは死ぬってこともわかっていたし、殺したくなるくらいの嫉妬を巻き起こすひとだってわかっていたから、どのおちゃらけたシーンも全然笑えなかった。絶対、モーツアルトがああいう人柄ではなかったら、もう少し空気を読んで過ごしていればって、はらはらしながらずーっと見ていました。ほんとに笑えたのは、最初のコンスタンツェとの登場シーンだけ。あれは、サリエーリしか見ていなかったし。

 

 さらに、モーツアルトは軽薄で下品だけど、すごく無垢なんだろうなぁと思った。人を疑えないし、自分で生きられないし。コンスタンツェが最後のほうのシーンで言った通り、子どものまま大人になったみたいな部分がたくさんあるんだろうなぁと思った。この辺は、子どもの頃の、育てられ方があるんかなとか、幼いころに才能を評価されすぎたせいなんかなとか思ったり。自分でそれを自覚してて、お父さんがいままでは代わりに目を光らせてくれていたのに、って言っちゃうのもまた。
 ここまで無垢で育ってきたからこそ、みんな離れていってしまった最後、あそこまで病んじゃったんだろうなあ。

 

 少し不思議だなぁと思ったのは、モーツアルトの才能に関して周りはそれほど評価していないってこと。サリエーリは、そもそも売れてもない、ほっといても自分で墜落してくであろうモーツアルトをわざわざ罠なんかにかけてたのに。不思議。
 

最高傑作だよってモーツアルトは豪語するフィガロの結婚の4幕で、皇帝はあくびまでしちゃうし。「上手くなったのかな」って、自信なさげな言葉を吐くモーツアルトが印象的。前後あんまり思い出せないけども。ううーん、もう一回見たい。

 

 まぁ結局凡人は、一定以上のものを見極めることなんかできなくて、そのときの流行とか定型とか、それを作った人の人柄とかに、その評価を左右されちゃうのかなぁ。まっすぐとらえたらそうなるけど、なんとなく、サリエーリの嫉妬による過大評価っていう線も消しきれない私。この辺は、モーツアルトちゃんと知っていたらわかるのかな。一回ちゃんと勉強してみたい感もあったりなかったりする。

 

 評価に主観、流行、感情とかは入ってしまうものだって思ってるところある、余談だけど。素晴らしいと言われてるものが、それだけずば抜けて素晴らしいって言われることに、自分が深い納得を感じたことないからかもしれないなぁ。どんなに素晴らしい芸術って言われてても、理解できない者は理解できないし、ある程度のものでも感動できちゃうし。うーん、たぶん、ほんと凡人 笑。

 

 

 


 一方、サリエーリは、自分自身もそれなりの才能に恵まれて、財産も名誉も手に入れて、幸せに暮らしていたのに、すばらしいものを見抜くことができてしまったせいで、ずっと苦しい。ほんとに苦しい。

 

 割とサリエーリに寄り添って観てたところがあるから、サリエーリのこと書くの難しいな。

 

 すごく人間らしいというか、めちゃめちゃわかるっていうか。本人が懺悔したり、心の中で思ってることほどに、ひどいことを行為としてはしていないと思うんだよなぁ。コンスタンツェの誘惑(未遂)、フィガロの結婚の上演の妨害(未遂)、モーツアルトが抱いた女を取る(モーツアルト何とも思ってない)。実際、ひどい行動したのは、給料めちゃめちゃ低く提案したことと、最期の灰色の男になりすましたことくらい??給料も最終決定は皇帝だし、灰色の男はなりすましなうえ最後にお互い追い詰められて感があるし。
 モーツアルトを救うことができた場面で手を差し伸べなかった、っていう印象はあるけど、自業自得で落ちていった感ある。

 

 

と、ここまで書いて思い出したんだけど、あれがあった、フリーメイソンの。魔笛ってそうだったんだ!?っていう。これはそれなりに仕組んでるか。

 

 

でもなんだろう。なんか、確かに彼は仕組んでいるけど、結果としてするりと罠に落ちていってしまうのはモーツアルトだったし、周りの環境はむしろサリエーリの味方だったし、やっぱりそんなに自分で言ってるほど、とんでもないことではないように見えちゃう、私には。そんなことを考えてると、モーツアルトとサリエーリは、仲が悪くなかった説が今は強いみたいだけど、周りからそう見えてた裏に、この『アマデウス』みたいなぶつかり合いがあったのかもなって思える、なぁ。

 

 才能を持つ人間と、才能を見抜くことはできちゃう人間とが、お互いぶつかり合ってしまったことで、最期二人ともつらかったんだなぁうーーーん。

 

 

 サリエーリの、自殺未遂の前、そして最後のセリフの、「わたしは赦そう」がずーーーーーーーーっと残って、考えちゃう。これはまだ消化中。

 

 

 

 


 あとはコンスタンツェ。世界三大悪妻っていわれてるんですね、パンフレット読んで初めて知った。うーん、全然そんな感じでみていなかったなぁ。まぁでもモーツアルトが金銭的に破滅していったのは、彼女が理由でもあるのかなって思うとそうなのかなぁ。今回の『アマデウス』の中のコンスタンツェは、コンスタンツェに非がある部分は全くフューチャーされてなかったし、旦那さんのことちゃんと理解して一緒に楽しく暮らす、いい奥さんに見えたなぁ。手紙燃やしたのと、出ていったのは、ちょっとだけ、お?って思ったけど、あれはあの状況だったら仕方ないなあって気がする。最期帰ってきてくれたし。モーツアルト1人で死なないでよかった。

 

 モーツアルトの最期ってことで、コンスタンツェ関係ないけども気になったこと。
今回は、最期亡くなる前、サリエーリに切り裂かれたレクイエムの切れ端握りしめてたんですよね。それがぱって下に舞い落ちて目を閉じて亡くなってた、モーツアルト。二回目はいる友達と一緒に観ていたんですけど、彼女によると前回は何も持ってなくて虚空を見つめてたらしい…。えーーーーえーー、なんだろう。その前回を見ていないから、何も言えないしわからないけど、どういう変化なんだろう。て、めっちゃ気になるので両方みたかたいたら教えてほしいです、


 

 

 

 

 と、ここまで、自分なりに考えたことをだらだらと!
 

 こういうのって答えがないだろうから、自由だし、楽しい。それぞれの解釈だろうから、何言っても許されるだろう感 笑

 

 とはいえ、一回しか見てないし、モーツアルトの人生とか時代とか、全然知識がないから、いやそうはとらえられないだろうってところもたくさんあるとおもいます。(保険)(解釈は自由だといいつつ)

 

 

 

 

 あとは、それぞれ演者さんとかの話をしたい。

 

 

 

 

 まずはあきとくんんんんんんんんんんん。

 いやほんと、このひと天才なんだろうな。どっちかっていうと、サリエーリよりモーツアルトでしょあきとくん。すごかったぁ。何がすごいって、こちとらあきとくんの顔がすきなオタクなのに、全然演技中あきとくんのこと忘れていたっていう。ずうっとモーツアルトだった。天真爛漫、才能にあふれてるけど、軽薄で下品で。最期に弱っていく演技は十八番ですねもう…。(?)

 

 なんか、あんなに元気そうで、つよそうなみためで、いっつも明るいのに、何となく、消えちゃいそうな儚さあるよね、もともとあきとくん自身に。って私と、いつも一緒に行く友達との間の「桐山照史」の解釈 笑。だから、そういう役どころもおおいし、そういう役で人を引き込むのが上手なのかなぁって。好き。

 

 全然関係ないけど、モーツアルトの登場シーンでは、コンサートとかとは違って、全然胸高ならなかったので、やっぱり演技してるときのあきとくんはあきとくんであってあきとくんじゃないから、早くコンサートください。

 

 

 松本幸四郎さんやっっっっっばいですね。やっばい。語彙力ないのでやばいしかないですけど。マントの脱ぎ着の瞬間のこれはすごい感。

 

 

 ああ物語に関する語彙力はまだましだけど、演技に関する語彙力はゴミのよう。あまりにもひどいのでもうやめます。

 

 

 

 終わったあとは、ひたすらヤバイしか言ってなかったけど、やばいをまとめるとこんな感じです。もっとやばいたくさんあるけど!!!!笑


 いや、この舞台を見に行かせてくれてありがとうあきとくん。出てくれてありがとう。


 もう一回見たい(おかねがない)。


 以上!!!!!!


 文字カウント4000弱!レポートかよ!!!!!!!!
ここまで読んだ方いたらお疲れさまでした、ありがとうございます!!!!!!!!!!!!笑

 

 

 

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